新任助教のための能力開発支援システムの紹介
新任助教のための能力開発支援システム(Professional Development Support System for New Assistant Professors,以下「PDSS for NAP」と呼びます)は、3つの要素で構成されています。
看護系大学の新任助教のための能力開発ルーブリック
このルーブリックは、新任助教の能力開発支援を目的に、2016年~2019年に科学研究費の助成金(基盤C)を受けて作成したものです。
先行研究に基づき【大学教員といての基盤】【教育実践力】【臨地実習における学習支援力】【研究能力】【社会貢献】【学生支援】【自己認識】の7カテゴリ38項目を3段階で評価するものです。
評価結果はカテゴリを軸にグラフで表示され、自身の強みと発達課題が視覚化しやすくなっています。
PDSS for NAPでは、新任助教がルーブリックを用いて自己評価した結果について、メンターと定期的にディスカッションし、できていることの確認や次の課題を言語化していくことで、主体的な能力開発が促進されることを期待しています。
メンタリング・ガイドブック
このメンタリング・ガイドブックは、研究分担者の合田が開発したガイドブックを、PDSS for NAPの目的に合わせて加筆修正をしたものです。
メンタリングの説明や意義、具体的なメンタリングの方法やメンターの自己評価表等で構成されています。
メンターは、このガイドブックを参考に新任助教の能力開発支援のためのメンタリングを提供していくことができます。